今までは、「改正省エネ基準」と呼ばれる基準をクリアしていれば、
長期優良住宅の認定を受けることができました。
改正省エネ基準は4段階の基準があり、長期優良住宅では最も優れている
等級4以上の性能が基準になります。
これは壁や床などからどれくらい熱が逃げていくか?を数字で表すUA値
(ユーエー値)で、0.87W / m²・K以下にするという規定でしたが
、この基準自体は2000年に制定された古い基準でした。
現在の新築の事情をかんがみても、基準としては当たり前すぎる基準に
なっていることや、世界的な脱炭素の加速に伴い、さらなる断熱性能の
向上がすすめられてきました。そこで2022年10月以降、長期優良住宅の
基準はZEHレベルの断熱性能が求められるようになりました。具体的な
UA値は、0.6W / m²・K以下まで引き上げられます。(数値が低い方が
断熱性は高い)この基準に達しなければ長期優良住宅の認定は下りず、
補助金にも影響が出てきます。
【2022年秋に新設予定の等級6~7】
また、更に等級5を上回る「等級6」「等級7」が創設される予定です。
以下が、等級6~7の新たな基準値です。冷暖房の一次エネルギー消費量
を、等級6でおおむね30%、7でおおむね40%削減できる水準としています
https://www.youtube.com/channel/UCsbA8uOKp6SNUeOnrBZpdYA