最近ですが、火災が多く発生しているように感じます。
火災の発生原因を日本は木造住宅が多いからと思っていませんか?
確かに木造は、火災件数の多い住宅の構造です。
ただ必ずしも、「木造」と「燃えやすい」「崩れやすい」は直結せず、
実は状況によって、木造のほうが火災に強いと言える面もあるのです。
火災は、始めから住まいそのものが燃え始めるわけではありません。
最初に燃えるのは室内の家具、建具など。室内にある物に引火し、
次第に建物に熱が加わる。最終的に建材などが燃えるというのが火災のメカニズムです。
室内が燃え始めれば、建物の躯体や建材も燃え始めます。
するとやはり、鉄骨のほうが安全と思われるでしょう。
しかし視点を変えると、鉄骨造の住宅一択ということにはなりません。
燃えるのは確かに木造ですが、「燃えにくさ」「強度」という点で見ると木造のほうが勝るのです。
理由として木材は炭化すると燃えにくくなる、また木材は燃えても強度が落ちにくいからです。
火災を起こさないためにも建物の構造を知ることや住まいの中で燃えるキッカケを作らないこと。
それこそが住まいの火災を防ぐ唯一の方法であるので気をつけましょう。
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