住宅の土台となる基礎工事は重要な工事の一つ
です。今回、基礎工事は暑い日には要注意とい
ことを説明します。もちろん作業員の体調と
いう部分でも暑い日には注意が必要ですが、
今回の話しはコンクリートの割れについてです。
基礎工事でコンクリートが暑い日に割れるのは、
気温や湿度の影響が大きいからです。ではなぜ
割れが生じてしまうのでしょうか?
具体的には以下の点が挙げられます:
熱膨張と収縮: 暑い日中にコンクリートが急速
に加熱されると、コンクリートが膨張します。
この熱膨張が一部の部分に集中すると、コン
クリートに応力がかかり、割れる可能性が出て
きてしまいます。
特に割れが発生しやすいのは、直射日光の当たる
場所や、表面が露出している場合には顕著です。
水分の早期蒸発: 暑い日は乾燥が早く進むため、
コンクリート中の水分が急速に蒸発します。
これにより、コンクリートが早期に乾燥し硬化
することがあり、硬化中に内部応力が生じる
ことがあります。
だからこそ、暑い日は施工管理がより慎重に
行われる必要があります。例えば、水をまいて
表面を湿らせることで、コンクリートの温度の
上昇を抑えることができます。猛暑日の基礎工事で
基礎屋さんが水を撒いているか否か見てみると
わかります。
これらの要因を踏まえ、暑い日の基礎工事では
特に注意が必要なのです。施工前には環境条件を
把握し、適切な対策を講じることが重要で、基礎屋
さんは夏の工事には体調だけでなく、工事にとても
神経を使って工事を行っているのです。職人さんの
あるある情報でした。
https://www.youtube.com/channel/UCsbA8uOKp6SNUeOnrBZpdYA