2024年の新札発行です。
千円札には、北里柴三郎、5千円札には、津田梅子、1万円札には、渋沢栄一が描かれます。
現在の紙幣が使えなくなるかといえばそういったことは無いので、まず安心できるのではないかと思います。
しかし、これからの問題は「タンス預金」です。
タンス預金とは、生活費の為に使う現金を除いて、貯金目的で家で自分で溜めているお金のことです。
日本銀行のデータによると、2021年12月時点で、家計のタンス預金の合計が50兆円もあると言われています。
ここに来て、マイナンバーと銀行口座の紐付けが始まり、国に財産を知られたくないので、タンス預金をする人が増えているようです。
ここで問題なのは、預金封鎖です。
昔日本政府は、突然、引き出し制限を設けるなど、預金封鎖を実施しました。
そして、最大90%の財産税をかけ、財産税を徴収した後に解除されることになりました。
なぜ、こんなことをしたかというと、当時、日本政府は戦争でかなりのお金を使い、借金がGDPの2倍以上に膨れ上がっていました。
需要が供給にが追いつかないず、ハイパーインフレが発生していました。
そこで、政府の財政の立て直しと、インフレの抑制という目的のもとに、預金封鎖が行われたのです。
自分のお金を好きなようにおろして使えないので困りものです。
じゃあ、「銀行にお金を預けていなければ、自分の資産バレないだろう」と思うかもしれません。
しかしお金は日銀からそれぞれの銀行へと行き、それをおろしてきて、タンスに入れます。
そして、そのお金を使って家を購入すると、取引先の会社はそれを銀行に預けます。
つまり、タンス預金で貯金するとき、銀行からの出金記録が残り、タンス預金の自己資金など、取引先に入金記録が残るので、お金を使った時点から資産の計算をされてしまうのです。
また、インフレが進む状況では、タンス預金を放置していると、ただの紙切れになってしまうという問題も残ります。
銀行に預金していても、インフレが起これば同じでは、下さなければいいと思うかもしれません。
が、インフレが起これば、経済を引き締めるために金利が上昇しますので、預金に利息がつきます。
インフレ率より金利が低ければ、預金の価値は減りますが、それでもある程度の利息はつきます。
しかし、タンス預金だと、まったく利息がつきません。
また最近では、マイナンバーと銀行口座の紐づけが始まっています。
現在、金融機関は義務ですが、近い将来、預金者も完全に義務化される可能性もあります。
そうなると、政府は、国民の財産を把握しやすくなります。
そうすれば、預金封鎖のようなことをしなくても、所有している資産に課税することで、事実上の、資産没収ができてしまうのです。
・インフレにより、紙幣の価値を下げるのがいいのか
・課税の対象になるのがいいのか
究極の選択ですが、だからこそ、自分の資産の使い方、税金を抑える為の融資を組んで、今住宅を建てるという事は正しい選択肢の一つではないかと思います。
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