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    HEAT20とZEH

    2024/05/02
    HEAT20ZEH三和建設静岡断熱省エネ基準
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    HEAT20とZEH

    省エネ住宅の基準「HEAT20」って何?ZEH基準との違い

     

    最近、電気代高騰をうけて、住宅の断熱性能に

     

    注目する人が増えています。長期優良住宅の

     

    基準改正など省エネ住宅に力を入れている中、

     

    「HEAT20(ヒート20)」という言葉が住宅

     

    業界で出ています。

     

    HEAT20とは?


    そもそもHEAT20とは、「一般社団法人 20年

     

    先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の

     

    略称です。低環境負荷・安心安全・高品質

     

    な住宅の実 現のため、主として居住空間の

     

    温熱環境・エネルギー性能、建築耐久性の

     

    観点から、外皮技術をはじめとする設計・

     

    技術に関する調査研究・技術開発と普及

     

    定着を図ることが目的とされています。

     


    HEAT20では、より快適に暮らすために

     

    断熱性能の基準値を定め、G1やG2など

     

    のランクで評価しています。その基準

     

    は、国で定められた最低基準よりも

     

    かなり厳しく設定するとされています。

     

    ZEHとの違い

     

    ZEH(ゼッチ/ネット・ゼロ・エネルギー

     

    ・ハウス)は国が定めた基準で、断熱

     

    性能を高め、太陽光発電などの、高効率

     

    な設備システムの導入省エネな住宅設備

     

    を使い、家庭で使用するエネルギーより

     

    も創り出すエネルギーのほうが多くなる

     

    ことを目指した住宅」のことです。

     


    一方、HEAT20では目指すべき断熱性能

     

    (UA値※)のみを地域ごとで定めています。

     

    単純に断熱性能の比較をしたい際には

     

    わかりやすい基準です。

     

    ※UA値とは?

     

    UA値とは、断熱性能を表す際の指標

     

    のことで、以下の計算式で求めること

     

    ができます。


    「UA値(外皮平均熱貫流率)=熱損失量

     

    (w/k)÷外皮面積(㎡)」この値が低け

     

    れば低いほど熱が逃げにくいため、断熱

     

    性能が高いということになります。

     

    住宅に求められる断熱基準

     

    次は、日本でお家を建てる上での断熱

     

    性能の基準は、日本を8つの地域に色分

     

    けしたもので、それぞれの

     

    地域に適した断熱性能の基準値を定めて

     

    います。

     

    日本でお家を建てる際には、H28年に国土交通省

     

    が定めた次世代省エネルギー基準(断熱等級4)

     

    をクリアする必要がります。因みにこの静岡は

     

    第7地域です。

     

    HEAT20の断熱基準

     

    冒頭でもお話しした通り、HEAT20の断熱

     

    基準は日本で建築する上での最低基準だけ

     

    でなく、近年注目されているZEH基準より

     

    も厳しく設定されています。

     


    HEAT20では3つのランクが設けられており、

     

    G1<G2<G3の順に断熱性能が高くなって

     

    いきます。G3になるとZEH基準の2倍以上

     

    の断熱性能が求められる非常に厳しい

     

    基準となります。

     

    また、それぞれのランクで体感温度の基準

     

    を設けています。

     

    G1…冬期間の最低体感温度が、1地域と2地

     

    域で概ね13℃3地域〜7地域で概ね10℃を

     

    下回らない性能。

     

    G2…冬期間の最低体感温度が、1地域と

     

    2地域で概ね15℃を下回らない性能。


    3地域〜7地域で概ね13℃を下回ら

     

    ない性能。

     

    G3…2019年に追加された新しい基準

     

    で、冬期間の最低体感温度がすべて

     

    の地域で15℃を下回らな

     

    い性能。

     

    HEAT20のメリット

     

    電気代の節約になる


    少しの冷暖房で室内を快適な温度

     

    に保つことができるので、電気代

     

    が大幅に安くなります。次世代省

     

    エネルギー基準

     

    (断熱等級4)と比べると、1年で

     

    10万円以上、40年で数百万円の

     

    節約も可能です。

     

    ②快適性を損なわずに自由な

     

    間取りを実現できる


    吹き抜けや伸びやかな大空間

     

    でも快適な室温に保つこができるの

     

    で、間取りやデザインの幅も広がります。

     

    ③健康的な暮らしができる


    家の中の温度差が少ないためヒート

     

    ショックの防止にもなり、低温が引き

     

    起こす様々な健康被害を防止する

     

    ことができます。

     

    ④家の長寿命化に貢献

     

    結露や柱などのの腐食を防ぐこと

     

    ができ、結果お家の長寿命化に貢献で

     

    きます。難しい内容ですが、HRAT20

     

    という断熱の基準があるという事だけ

     

    でも覚えておくのもいいでしょう。

     

     

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